「都会」と「郊外」の境目
住むなら都市部か郊外か?については、生活のコストも含めていろいろな考え方があるわけです。
さて、そこで気になるのが「都会」と「郊外」の境目についてでしょう。生活のコストが変わってくる「都会」と「郊外」の境目です。東京都心から郊外に向かう路線は何本もありますが、それに乗っていると、ビルやマンションが林立した風景が、やがて木々や緑へと比率が変わっていき、一戸建て住宅が目立つようになります。そこでこのあたりはいわゆる「郊外」に来たのだと感じます。
東京で郊外に転じる境目というのはどこにあるのでしょうか。一般的な目安としては、通勤電車の乗車時間で30分を越えたエリア、道路なら国道16号線が郊外の境目といわれています。明確な定義はないのですが、辞書等では「郊外」は「都市に隣接する地域」と記されています。
不動産コンサルティング会社の役員の人が説明するには「都心からの距離は25キロが目安」だそうです。物件の供給量や取引価格を見ると、ある駅を境に傾向ががらりと変わるそうです。その駅が郊外分岐点ということで、総世帯数、借家世帯数、借家世帯の平均年収が落ち込むエリアがやはり郊外の境目ということになるでしょう。
生活のコストも変わりますし、生活の仕方も変わってきますが、各人の生活観を優先し、しっかり特性を理解したうえで都市部に住むか、郊外に住むかを考えたいもので、大きなくくりよりも、住みたいエリアにしっかりスポットを当てて検討してみて下さい。